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それぞれの個性を認め生かしあって一緒に目標を実現していく「協働」。今回は、市民と行政がよきパートナーとなり、じっくり対話しながら「協働のまちづくり」をめざしたいと「まつり」をきっかけに行政と市民とNPOが協働することで動きはじめた「とちぎ協働まつり」の事例から、協働のキーポイントを探ります。
■協働年表
● 2002年
「まちづくりネットワーク」公開例会を開催 |
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→栃木青年会議所、栃木市内のグループが手を取り合ってまちづくりに取り組んでいく第一歩として「まちづくりネットワーク」を開催。市民ネットワークを構築するための集まりとして公開例会を2回行う。
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●2002年7月
栃木市で水害発生 |
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→栃木青年会議所が中心となり、ボランティア・市民活動団体・社会福祉協議会が共に汗を流し、協力し合って活動した。このことにより、まちづくりのネットワークの基礎ができた。
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●2003年10月
「市民参加協働まつり(仮称)」の実施計画を提案 |
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→栃木青年会議所は、とちぎのまちに対する市民参加、市民参画意識を高め、市民と行政の協働をすすめるため、「市民参加協働まつり(仮称)」の開催を市に提案。地元市民団体からも賛同を得て、開催に向けて実行委員会を立ち上げる。
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●2004年10月24日
「とちぎ協働まつり2004」開催 |
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→「手をつなごう未来のために!!」をテーマに栃木市総合運動公園にて実施。それまで別々に開催されていた「市民健康まつり(健康増進課)」・「蔵の街とちぎウォーキング大会」を併せて開催。10,000人来場。(参加団体:24団体)
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●2005年10月23日
「とちぎ協働まつり2005」開催 |
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→「みんなでつくるWA(わ)のあるまち」をテーマに実施。昨年度に加え「栃木市ふれあいのつどい(ふくしまつり)」も併せて開催。20,000人来場。
運営資金をまかなうため、「サポートステッカー」を作成1枚500円で販売し、幅広い市民からの参加を募った。
各団体ごとに開催されていた事業を「協働まつり」に集約したことにより、ポスターやチラシなど広告作成料での各団体の負担が軽減した。
企業からの協賛金、参加団体からの参加料、各協働イベントからの負担金を徴収し、運営費にあてた。
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●2006年10月29日
「とちぎ協働まつり2006」開催 |
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→「とちぎが好きです 愛 LOVE TOCHIGI」をテーマとして実施
昨年まで別に開催されていた「うずま川遊会(せんゆうかい)*」が、「協働まつり」の主旨に賛同し、うずま川橋を約1万個の電球で飾るイルミネーションイベント「オクトバーフェストin蔵の街」も協働開催。
*市の中央を流れる「うずま川」を見つめなおし、栃木の歴史を振返り、未来を創造しようと結成。
「とちぎ市民活動推進センター(くらら)」が参加。くらら登録団体による様々なパフォーマンスや工作教室などを開催する。
協働推進委員会・・・「まつり」の中で協働について考えるきっかけをつくり、協働の輪をより多くの市民に広げるため、「まつり」実行委員会内に新たに設置。
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■協働の内容
1 「協働まつり」開催目的
・自分たちの住んでいる地域への参画意識の拡大を図る。
・市民、ボランティア、NPO、企業、行政の協働を目指し、お互いに理解・交流を深める。
・協働社会の重要性を発信し、市民ネットワークの構築と発展を図る。
2 実行委員会
・開催の1年前より、月1回開催。
3 予算等について
・「サポートステッカー」の販売:1枚500円(2005年より)。
・企業からの協賛金:1口5,000円。当日のメインステージに会社名を掲載。
・各参加団体からのブース出展料:1テント2,000円(物品販売する場合は4,000円)
・各協働イベントからの分担金:ポスター、チラシ、看板等を作成。
などの努力を行った。
■関係者が語る「協働の効果」
★昨年度「協働まつり」実行委員長の池添さん、今年度実行委員長の大沢さん、副委員長の高瀬さん、実行委員会のメンバーの方々から「協働まつり」開催における協働のポイントを伺いました。
ゆるやかな協働の誕生〜協働の相乗効果〜
●池添:行政まかせでなく「自分たちのまちは自分たちでよくしよう」という志からはじまった試みを、市民・行政・企業等多くの団体が参加し、みんなの力を少しずつ出し合い、それぞれの立場を越えて協力・行動し「まつり」をつくりあげていく過程は、まさしく「協働」といえるでしょう。さらにこれまで別々に開催されていたものを協働で実施することによって、より多くの人々が参加できるようになり、その相乗効果はとても大きなものになりました。また、行政とも共に汗を流すことでお願いしたり、されたりする関係ではなく、お互いを理解し協力し合うという強いつながりができました。
●高瀬:「まつり」を協働で行ってきたことで、日頃から気軽に連絡できるようになるなど、行政と市民との垣根が低くなりました。また、市内のさまざまな活動団体を知ることができました。お互いの顔が見えてくると、「まつり」のことだけでなく、日頃から協力し合えるような信頼関係も生まれました。私たちも「まつり」で実施する企画が、「協働」とどう関係があるのか考えたり、議論するようになり、改めて「協働」とは何かをみんなが考えるようになったと思います。
〜実行委員会メンバーの声〜
●「協働まつり」をみんなの手で作り上げていくことで、市民と、企業と、行政との大きな「きずな」が生まれました。「げんき」な栃木市のために、「こころ」を一つにして、活動していることが大きな成果だと思います。(市民生活課)
●今年から『協働推進委員会』を作ったことにより「まつり」にとどまらず、様々な場面で「協働」を考えていくことができます。今後は「自分たちのまちは自分たちで」という志のもと、協働するからこそうまれる「元気なまちづくり」を目指していこうと思います。開催当日は市民からの「協働のメッセージ」で会場いっぱいに「協働の花壇」をつくり、「協働の花(チューリップ)」の球根の配布を行います。「愛」を花言葉にもつチューリップが、家庭や地域で大切に育てられ、花を咲かせ、春により多くの方々に「協働のおすそわけ」ができるといいと思います。(協働推進委員会メンバー)
みんなですすめる明るい豊かなまちづくり〜「協働まつり」の目指すもの〜
●大沢:「協働」という言葉は一見難しいものに考えてしまいますが、大げさに考えるのではなく「みんなで一緒に汗をかいていくことが大切だ」ということを「まつり」を重ねるごとに実行委員会メンバー・参加者は実感しています。市民・市民活動団体・行政・企業が自分の持ち味を活かしながら「協働のきっかけ」を発信し続けることで、新たな協働が生まれると思います。今年はさらに「うずま川遊会」さんも「協働まつり」に賛同されメンバー入りしてくれました。みんなで明るい豊かなまちづくりを目指したいと思います。
■第3回とちぎ協働まつり2006 〜とちぎが好きです愛LOVE TOCHIGI〜
日時:10月29日(日)9:00〜16:00
場所:栃木市総合運動公園・栃木市保健福祉センター
●栃木市ふれあいのつどい、オクトーバーフェスト、第5回蔵の街とちぎウォーキング大会、文化のエリア、スポーツのエリア、市民活動団体ブース、フリーマーケット
問い合わせ:とちぎ協働まつり実行委員会
(社)栃木青年会議所事務局内
TEL:0282-24-8118 FAX:0282-24-8622
URL:http://www.tochigijc.jp/kyoudou/kyoudou2006 |
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■協働の「キーポイント」
★市民発のアイディアが支える協働
★信頼が新たな協働を生み出す
★既存事業を併せて行うことによる協働の相乗効果 |
この内容は情報誌「ぽ・ぽ・ら」2006年10月号に掲載したものです。 |