日本では10年間で、40万人(平成5年)から64万人(平成15年)に増加しているといわれているニート。ニート“NEET”とは、“Not in
Education, Employment or
Training”(就学、就労、職業訓練のいずれも行っていない若者)の略で、もともとはイギリスの労働政策において出てきた用語です。日本では、若年無業者のことをいっています。若年無業者とは、「15〜34歳の非労働力人口のうち、通学、家事を行っていない者」と定義されています。県内では、平成14年に行われた「就業構造基本調査」をもとに研究機関が集計したものによると、ニートの数は約1万3千人と報告されています。
独立行政法人労働政策研究・研修機構(旧称・日本労働研究機構)の小杉礼子主任研究員は、ニートを4種類に類型化しています。様々なタイプがあるので、その対応策も多様なものが必要とされます。
1. ヤンキー型 - 反社会的で享楽的。「今が楽しければいい」というタイプ
2. ひきこもり型 - 社会との関係を築けず、こもってしまうタイプ
3. 立ちすくみ型 - 就職を前に考え込んでしまい、行き詰ってしまうタイプ
4. つまずき型 - いったんは就職したものの早々に辞め、自信を喪失したタイプ
今回は、社会問題化しているニートの問題に取り組んでいる県内の団体の紹介です。
【栃木県(行政)では】
●とちぎ就職支援センター
「若年者職業訓練バウチャーモデル事業」:キャリアカウンセリングを通じて、「バウチャー(利用券)」の配布を受け、若者自らの選択により民間職業訓練を受講できるシステム。全国に先駆けてモデル的に導入し、若者のキャリア形成を支援。
TEL:028-600-6706
http://www.tochigi-work2.net
【民間では】(50音順)
●KHJ全国引きこもり親の会栃木県支部「ベリー会」(宇都宮市)
引きこもりの子どもを持つ親のための会。基本的に、毎月最終日曜日に宇都宮で「親の会」を開催。
TEL:090-4247-2829
http://www.khj-h.com
●システムサイエンス宇都宮専門学校(宇都宮市)
「環境人間学菜の花別科」:高校中退、不登校、ニートなど学歴に関わらず学べる場、学び直しのできる場。社会に直結する学びを追求し、循環型社会を形成できる人を育成。入学は随時。中国ツチハル市留学可。
TEL:028-635-1414
http://www5e.biglobe.ne.jp/~ssus/
●特定非営利活動法人とちぎボランティアネットワーク(宇都宮市)
「ワーキングスクール(WS)プログラム」:参加者1人に1人のコーディネーターがつき、相談やアドバイスが受けられる。自らが働きたいと思う協力企業で数ヶ月実習し、そのスキルを体得してもらうプログラム。
TEL:028-622-0021
http://www.geocities.jp/tvnet1995/
●フリースクールゆっくり(大田原市)
青少年就労支援をしているフリースクール。生徒との心のふれあいを大切にしている。高校普通科・パソコン・フラワーデザインの資格が取れる。
TEL:0287-24-6213
http://www.yukkuri.org
●ホワイトキャンバス(若者の居場所)(県内各所)
宇都宮市では毎週木曜日、その他県内各所で居場所を開催。農作業等を通じて人とのつながりやコミュニケーション能力を高めている。来年1月から、フリースクールから就労支援まで行うプロジェクトを始める予定。
TEL:090-7222-1884
http://www15.ocn.ne.jp/~e-basho/
●若者自立塾・栃木(主催:財団法人ユースワーカー能力開発協会)
市貝町にある「モニョンゴロ村」で3ヵ月の合宿を行う。全国20ヶ所で行われている厚労省施策「若者自立塾」事業のひとつ。「ニート」や「フリーター」を対象に、合宿形式による生活訓練、労働体験等を通じて、働くことの自信と意欲を身につける。
若者自立塾・栃木事務局TEL:0285-68-3928
http://www.youthworker.or.jp
他にもニート・引きこもりの就労支援事業に向け、現在準備中の団体が今市市にあります。また、働く意欲のある若者を支援している企業もあります。詳しくは、ぽ・ぽ・らまでお問い合わせください。