ボランティアとは?

ボランティアってなあに?

 ボランティアの語源は、ラテン語の「ボランタス(自由意志)」で、自分の意志で自発的に行う社会貢献活動といわれています。
 ボランティア活動は、社会に暮らす私たちが「地域を良くしたい、心地良く快適なまちにしたい、自分らしく関わっていきたい。」そう考えた時のひとつの実践方法です。
● 自分から進んで、人や社会のために“助け合う”活動
● 生き物や自然、環境のために役立つことをすること
● お互いの幸せのため、学びあい、育てあい、自分たちの地域社会を自分たちの手によって、明るく住み良いものにしていく活動です。
(活動する+考える)×自発性=ボランティア

自分を見つめて

 まず、何をやりたいのか活動の目的を明確にして、自分の出来ることからはじめましょう。最初から無理をすると、かえって負担感が強まって長続きしません。出来る範囲で継続することが大切です。
 ボランティア活動には、様々な人との交流や自然・文化との触れ合いがあります。人の輪の広がりの中では、「約束を守る」「相手のプライバシーを守る」「相手の立場に立って考える」など、基本的な人間関係に注意して誠意を持って行うことが基本です。
 自分の意志で始めるからといって、その日の気分で行動したり、勝手にやめてよいというわけではありません。ボランティア活動には、引き受けたことをきちんとやり遂げる、責任が必要です。
 また、「いろいろな人と出会え視野が広くなる」「会社では得られない経験ができる」「喜んでもらえる」「自分の勉強になる」など、楽しく活動が出来れば長く続けることもでき、仲間も増えてネットワークが広がっていきます。

社会を見つめて

 社会の中でのボランティアは、その基本的性格に変化はないものの、活動の意義や機能という点では大きく変化しています。
 ボランティアは自発性に基づく行為であり、活動の動機が多様であるのは当然のことといえますが、かつての慈善や奉仕の心にとどまらず、より広がりを持った地域社会への参加や自己表現を目的としたものになっています。
 お互いに力を出し合って支え合いたい、多くの人と出会い新しい仲間をつくりたい、知識や技術、経験を生かしたい、社会について学び自分の成長につなげたいなど、地域や社会に参加し、何か役に立ちたいという活動には、多くの人々が共感を持ち、参加しうるものです。また、新しい分野、問題に対して先駆的に取り組んで、社会を開発していく提案、創造的な役割ももっています。

ボランティアの4原則

 ボランティアの意味が「自由な意思」を表すように、活動の基本は「自ら進んで行うこと」。その基本も含めてボランティアには次の4つの原則があります。

1 自主性・自発性

 他から強制されたり義務として行うことではなく、自分の意思で行う活動です。

2 社会性・連帯性

 誰もがいきいきと豊かに暮らしていけるように、互いに支え合い、学び合う活動です。

3 創造性・先駆性

 今、何が必要とされているかを考えながら、より良い社会を市民の手で創る活動です。

4 無償性・非営利性

 金銭的な報酬を期待して行う活動ではありません。しかし、お金では得られない出会いや発見、感動、喜びを得ることができます。